マイホームの購入は、人生の中でおそらく一番高額な買い物になるでしょう。
新築住宅・中古住宅の違いや、場所・地域により異なりますが、ほとんど
の場合一千万円を超えます。
したがいましてマイホーム購入時には、銀行等の各種金融機関にて住宅
ローンを利用し、その後毎月の支払いをします。
支払い期間は20年~35年と長期間が多く、さらに毎年の固定資産税の払い
や建物のメンテナンス・リフォームにも資金の準備が必要です。
住宅ローン控除(減税)は、住宅ローンを組んだ人に対し、ローン残高に
応じて税額を控除することで、買った人の経済的な負担を少しでも軽くす
ることを目的にした制度です。
2011年に入居した人は、ローン残高4000万円(長期優良住宅は5000万円)
を上限として、控除期間10年間・控除率1%(長期優良住宅は1.2%)で
最高控除額400万円(長期優良住宅は600万円)となります。
控除を受けるための主な条件は、
①住宅を取得した日から6ケ月間以内に入居し、引き続き居住している。
②控除を受ける年の合計所得額が3000万円以下。
③入居した年とその前後2年以内(合計5年間)に譲渡所得の課税の特例
(3000万円特別控除、買い替え特例など)を受けていない。
④中古住宅の場合、建築後20年以内(耐火建築物は25年以内)。
⑤建物床面積(登記簿面積)が50㎡以上。
控除のための手続きは、所得税の確定申告で行います。また、所得税から
控除しきれない額は住民税から控除可能です。詳しくは、税務署などで、
お尋ねください。
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