買い替えとは、今の住まいを売って、その資金で新居を購入すること。
でも順序が逆で、今の住まいの売却の目途がついていないけれど、気に
入った物件があって、どうしても先に新居を買いたい時もあるでしょう。
新居の購入契約をしたけれど、購入資金となる今の住まいが売れなかっ
たら、新居の支払いができないという心配があります。
そんな場合、新居の購入契約に付ける条件のことを「買い替え特約」
と言います。
これがあれば、今の住まいの売却がうまくいかなっかった時には、新居の
購入契約を白紙に戻すことができます。買い替え特約を契約書に明記する
ことで、売買契約をキャンセルしても申込金の没収や違約金の請求などを
避けることができるので、気に入った物件の購入を優先させたい人には
安心です。
次の事を、買い替え特約にあわせて明記しておくと良いでしょう。
①今の住まいがいくらで、いつまでに売れなかったらの具体的な条件
②申込金などの代金の返還
③損害賠償の義務が無いこと
などです。
しかし買い替え特約は、買う側は安心ですが、売る側には不安です。
売買契約ができても、キャンセルされる可能性があるので、手放しでは
喜べません。だから、この特約を嫌がる人もいます。
そこで一番大事なポイントは、今の住まいの売却希望価格になります。
できるだけ高い価格で売りたいでしょうが、現実と大幅にかけ離れた価格
では売れません。
買い替えをスムーズに進めるために、適正価格を自分でも研究してみま
しょう。国土交通省発表の「公示地価」や「しがsuma」の広告事例などを
参考にしてください。
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